きもの・和文化事業の立ち上げ、運営、コンサルティングの彩洋。女性の自主性と調和を支援する和洋のプロジェクト

近日公開です。お楽しみに!

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入場無料、ニッポンの前掛け展。ワークショップも開催されます

2015/9/7

イベント情報

屋号や看板商店のロゴマークがあしらわれた『前掛け』。広告としての役割もあり、汚れを防いだり腰への負担を軽減する作業着でもありました。紺地に白く染め抜かれた前掛けはレトロで可愛いですよね。日本中の商店で使われていた前掛けですが、1960〜70年代のピークを境にあまり見かけなくなってしまいました。アニメ、サザエさんの三河屋さんは現在も着用中。

需要が減るにつれて、本物の帆前掛けを作ることの出来る職人も減少し、このまま消えてしまうかに思われた前掛けですが、近年は伝統を受け継ぎながら新しいシチュエーションでの前掛けカルチャーも誕生。日本国内のみならず、海外からも前掛けへの注目度が上昇しています。

伊藤忠青山アートスクエアで開催される『ニッポンの前掛け展』では、日本の職人技の数々を紹介するとともに、商品のデザインアートという面から日本の商業史を紐解きます。紡績、織り、染めの技術。日本の職人技が組み合わされてできる前掛け。身近なアイテムの中に受け継がれてきた伝統が、新たな世界観で継承されて海を越えて広がっていった前掛け文化の世界をお楽しみください。

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9月22日(火・祝)はスペシャルイベントも開催されます。伝統を受け継いだ愛知県豊橋の前掛け職人たちの型彫り実演では、製作過程をレクチャー。

日本一の前掛けコレクター、オオタマサオさんと日本唯一の前掛け専門店の西村和弘さんのトークショーでは前掛け文化をさまざまな切り口で紹介。名刺サイズのカードを入れられるオリジナルのミニ前掛けを作るワークショップも開催されます(参加費500円)。※トークショーとワークショップは定員制のためお申込が必要です。

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ニッポンの前掛け展

会期:2015年9月10日(木)~9月27日(日)
開催時間:11:00~19:00 会期中無休 9月22日(火・祝)、27日(日)は17:00まで
会場:伊藤忠青山アートスクエア(東京都港区北青山2丁目3-1シーアイプラザB1F)
入場料:無料